縮毛矯正をかけた後に多くの方が悩むのが「次はいつリタッチすればいいの?」という疑問です。
リタッチの頻度は髪の長さ、髪質、ライフスタイルによって大きく変わってきます。
早すぎるリタッチは髪へのダメージが心配、遅すぎると根元のうねりが目立ってしまいます。
美容師の視点から見ると、適切なリタッチのタイミングを知ることこそ、美しいストレートヘアを長くキープする秘訣です。
ショートヘアとロングヘアでは理想の周期が異なり、男性と女性でも最適なペースは変わります。
本記事は、リタッチ縮毛矯正の髪の長さ別おすすめ頻度を詳しく解説します。
リタッチ(根本)縮毛矯正とは?
リタッチ(根本)の縮毛矯正とは、新しく伸びてきた根元部分だけに縮毛矯正をかける施術のことです。
前回の縮毛矯正から時間が経つと、根元には元のうねりやクセ毛が出てきますが、毛先はすでに矯正されていてまっすぐな状態です。
全体にもう一度薬剤を使うと毛先が過度にダメージを受けてしまう可能性があるので、リタッチ縮毛矯正は根元の伸びた部分だけを丁寧に施術することで、髪全体の状態を均一にしながら、ダメージを最小限に抑える事ができます。
リタッチ縮毛矯正がおすすめな人の特徴は以下の通りです。
- 定期的に縮毛矯正をしている人
- 毛先の傷みが気になる人
- 自然なストレートを保ちたい人
髪の長さ別、リタッチ縮毛矯正の頻度を解説
リタッチ縮毛矯正の頻度は、髪の長さやクセの強さによって変わります。
一般的に、髪が短いほど根元のクセが目立ちやすく、施術の間隔は短くなります。
逆に、髪が長いほど重みでクセが落ち着くため、施術の間隔をあけてもきれいな状態を保ちやすい傾向があります。
本項目では、髪の長さ別でリタッチ縮毛矯正の適切な頻度を解説致します。
ロングヘア
ロングヘアの方は4〜6ヶ月に1回のリタッチがおすすめです。
髪が長い分、根元の新生毛が伸びても全体のシルエットへの影響が少なく、比較的目立ちにくいのが特徴です。
長い髪が重みで下に引っ張られるため、根元のボリュームが抑えられやすいという利点もあります。
髪の伸びる速度には個人差があり、髪は1ヶ月に約1〜1.5cm伸びると言われていますが、これは体質や年齢、季節によっても変動します。
髪が早く伸びる方や、根元のボリュームが気になりやすい方は、4ヶ月程度でリタッチを検討しましょう。
逆に、ゆったりとしたペースで問題ない方や、根元の自然なボリュームを楽しみたい方は6ヶ月程度まで伸ばしても大丈夫です。
ロングヘアの場合、毛先の傷みも気になりやすいため、リタッチと合わせてトリートメントケアも重視することが大切です。
毛先が傷んでいると、せっかく根元をリタッチしても全体的な美しさが損なわれてしまいます。
ミディアムヘア
ミディアムヘアの場合は3〜5ヶ月に1回のリタッチが目安となります。
肩につくくらいの長さは、根元の新生毛がある程度伸びてくると膨らみが目立ちやすくなります。
ロングヘアほどの重みがないため、根元のボリュームが出やすい長さと言えます。
特に、髪質が硬い方やくせが強い方は、3〜4ヶ月程度でリタッチすることで、美しいシルエットをキープしやすくなります。
ミディアムヘアは顔周りのフレームとして重要な役割を果たすため、清潔感のある印象を保つためにも適切な頻度でのリタッチが大切です。
梅雨時期など湿気の多い季節の前にリタッチしておくと、スタイリングが格段に楽になります。
湿気によるうねりや広がりを防げるため、朝の準備時間も短縮できるでしょう。
ミディアムヘアは髪の長さのバランスが良く、リタッチのタイミングも調整しやすい長さと言えます。
ボブヘア
ボブヘアの方は2〜4ヶ月に1回のリタッチが推奨されます。
ボブは髪の長さが比較的短いため、根元の新生毛が伸びてくると全体のシルエットに影響しやすいのが特徴です。
特に、あご下から肩上のボブスタイルは、根元が2〜3cm伸びるだけで膨らみが目立ち始めます。
きれいなボブラインをキープしたい方、スタイリングに時間をかけたくない方は、3ヶ月程度を目安にリタッチすることをおすすめします。
前髪がある場合は、前髪部分のくせが気になりやすいため、さらに頻度を高めることも検討しましょう。
ボブヘアは定期的なカットも必要なスタイルなので、カットのタイミングとリタッチを合わせて計画すると効率的です。
同時に施術することで美容室に通う回数を減らせますし、全体のバランスを整えやすくなります。
ショートヘア
ショートヘアは2〜3ヶ月に1回のリタッチが必要です。
髪が短い分、根元の新生毛が少し伸びただけでも目立ちやすく、スタイルのバランスが崩れやすくなります。
ショートヘアは髪の重みがほとんどないため、根元のボリュームや動きがダイレクトに見た目に影響します。
耳が出るくらいの短いスタイルや、襟足をすっきりさせたスタイルの場合は、2ヶ月程度でリタッチすることで常に整ったシルエットを保つことができます。
ショートヘアは清潔感や爽やかさが魅力のスタイルですので、こまめなメンテナンスが美しさを保つ秘訣です。
定期的なカットも欠かせないため、カットとリタッチを同時に行うと良いでしょう。
カットも2〜3ヶ月に1回程度必要になるため、タイミングを合わせることで効率的に美しいスタイルを維持できます。
メンズ
メンズの場合は1.5〜3ヶ月に1回のリタッチが目安となります。
男性は女性よりも髪が短いスタイルが多く、また髪の伸びるスピードも比較的早い傾向があります。
さらに、メンズスタイルは輪郭やシルエットの変化が顕著に表れやすいため、女性以上にこまめなメンテナンスが求められます。
ビジネスシーンで清潔感を保ちたい方や、きちっとしたスタイルを維持したい方は、2ヶ月程度でリタッチするのがおすすめです。
営業職や接客業など、人と接する機会が多い方は、身だしなみとして定期的なリタッチを心がけると良いでしょう。
ベリーショートスタイルの場合は、1.5〜2ヶ月でリタッチすることで、常に整った印象をキープできます。
髪が短いほど根元の変化が目立ちやすいため、頻度を高めることが美しいスタイルを保つコツです。
リタッチ縮毛矯正をする際の頻度に関する注意点
リタッチ縮毛矯正の頻度を決める際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
頻度を意識して施術のタイミングを調整することで、髪の健康を守りながら、きれいなストレートを長く保てます。
髪へのダメージを考慮する
縮毛矯正は薬剤とアイロンの熱を使う施術のため、髪に負担がかかります。
あまりに頻繁にリタッチを行うと、髪が傷んでパサつきやすくなり、切れ毛や枝毛の原因にもなります。
最低でも1.5〜2ヶ月は間隔を空けることが推奨されます。
特にブリーチやカラーを繰り返している方、もともと髪が細い方や傷みやすい方は慎重に頻度を検討しましょう。
髪の状態を見ながら、美容師さんと相談して適切なタイミングを決めることが大切です。
新生毛の長さを確認する
リタッチは新生毛が3〜5cm程度伸びてから行うのが理想的です。
これは、薬剤を塗布する際に既存の縮毛矯正部分と新生部分を適切に塗り分けられる長さだからです。
あまりに短い状態でリタッチすると、既存の縮毛矯正部分との境目が重なりやすく、過度なダメージにつながる可能性があります。
根元をよく観察して、新生毛が十分に伸びてからリタッチしましょう。
鏡で見て明らかに根元のボリュームが気になる、うねりが目立つようになったら、リタッチのタイミングと考えて良いでしょう。
季節や湿度も考慮する
梅雨時期や夏場など湿気の多い季節は、くせやうねりが出やすくなります。
湿気によって髪が水分を吸収し、膨らんだり広がったりするためです。
そのため、湿気の多い時期の前にリタッチしておくと、スタイリングが格段に楽になります。
乾燥する冬場は比較的くせが気になりにくいため、リタッチの間隔を少し延ばすことも可能です。
季節の特性を理解して、戦略的にリタッチのタイミングを計画すると、年間を通じて快適に過ごせます。
ライフスタイルに合わせる
仕事やプライベートのスケジュールも考慮に入れましょう。
大切なイベントの前や、忙しい時期を避けてリタッチの予定を組むことで、無理なく美しい髪を維持できます。
縮毛矯正の施術時間は通常2〜4時間程度かかるため、時間に余裕のある日を選ぶことも重要です。
また、定期的に通いやすい頻度を設定することも、長期的な髪のケアには重要です。
無理な頻度設定は続かず、結果的に髪の状態が悪化することもあります。
自分のペースに合った現実的なスケジュールを立てましょう。
リタッチ縮毛矯正は同じ美容室で続けるべきか?
リタッチ縮毛矯正は、できるだけ同じ美容室、同じ美容師さんで続けることを強くおすすめします。
その理由をいくつか解説します。
施術履歴を把握してもらえる
同じ美容師さんに継続して担当してもらうことで、髪質、過去の施術内容、髪のダメージを把握してもらえます。
その時々の髪の状態に合わせた最適な薬剤選定や施術方法を提案してもらえるのです。
特に縮毛矯正は、既存の施術部分と新生毛の境目の処理が重要です。
前回どの薬剤を使用したか、アイロンの温度設定はどうだったかなど、詳細な情報を理解している美容師さんなら、適切な位置で薬剤を塗り分け、ダメージを最小限に抑えた施術が可能になります。
薬剤の選定ミスを防げる
美容室によって使用する薬剤や技術は異なります。
前回の施術内容が分からないと、薬剤の強さが合わなかったり、必要以上に髪にダメージを与えてしまったりするリスクがあります。
前回強い薬剤を使用しているのにさらに強い薬剤を使用してしまうと、髪が深刻なダメージを受ける可能性があります。
同じ美容室で続けることで、あなたの髪に合った薬剤を継続して使用でき、安定した仕上がりを期待できます。
美容師さんも前回の仕上がりを見て、薬剤の強さや放置時間を微調整できるため、回を重ねるごとにより理想的な仕上がりに近づいていきます。
信頼関係を築ける
継続して通うことで、美容師さんとの信頼関係が深まります。
髪の悩みや理想のスタイルを相談しやすくなり、より満足度の高い施術を受けられるでしょう。
また、あなたの好みや生活スタイル、どのくらいの手間をスタイリングにかけられるかなども理解してもらえるため、提案もより的確になります。
美容師さんもあなたの髪の変化を長期的に見守ることができるため、季節ごとのアドバイスや、将来的なヘアプランの提案もしてもらいやすくなります。
もし施術結果に満足できない場合や、美容師さんとのコミュニケーションがうまくいかない場合は、別の美容室を検討することも大切です。
その際は、次の美容室で前回の施術内容をできるだけ詳しく伝えるようにしましょう。
縮毛矯正は技術力のある美容師さんにお願いすべき理由
縮毛矯正は美容室のメニューの中でも特に高度な技術と経験が必要な施術です。
技術力のある美容師さんを選ぶことが、美しい仕上がりと髪の健康を両立させる鍵となります。
薬剤知識と髪質診断能力
優れた美容師さんは、豊富な薬剤知識を持ち、お客様一人ひとりの髪質を正確に診断できます。
髪の太さ、硬さ、ダメージレベル、くせの強さ、髪の履歴(過去のカラーやパーマなど)などを総合的に見極め、最適な薬剤を選定します。
縮毛矯正の薬剤には様々な種類があり、強さも異なります。
髪質に合わない薬剤を使用すると、思い通りのストレートにならなかったり、逆に傷みすぎてしまったりします。
経験豊富な美容師さんなら、あなたの髪に最も適した薬剤と放置時間を判断し、理想的な仕上がりを実現してくれるでしょう。
カウンセリングの段階で髪の状態をしっかり確認し、場合によってはその日の施術を延期してトリートメントを優先するなど、髪の健康を第一に考えた提案をしてくれる美容師さんは信頼できます。
アイロン技術の重要性
縮毛矯正の仕上がりを左右するのが、アイロンワークの技術です。
適切な温度設定、プレスの強さ、スピード感、髪を引っ張るテンションなど、細かな技術の積み重ねが美しいストレートヘアを作り出します。
技術力の高い美容師さんは、髪へのダメージを最小限に抑えながら、自然で美しいストレートヘアに仕上げることができます。
過度なテンションをかけたり、高温すぎるアイロンを使用したり、同じ部分に何度もアイロンを当てたりすることがないため、髪の健康も守られます。
また、顔周りや前髪など、デリケートな部分の扱いも重要です。
不自然にピンピンしたストレートではなく、適度な丸みや動きを残した自然な仕上がりを実現できるのが、技術力のある美容師さんの特徴です。
経験値と実績
縮毛矯正の経験が豊富な美容師さんは、様々な髪質や状態に対応してきた実績があります。
くせの強さも人それぞれで、波状毛、縮毛、捻転毛など、くせの種類も異なります。
多様な経験を持つ美容師さんなら、どんな髪質にも適切に対応できます。
口コミやSNS、美容室のホームページなどで、縮毛矯正を得意としている美容師さんを探してみましょう。
ビフォーアフターの写真を公開している美容師さんも多いので、仕上がりのイメージを確認することもできます。
また、カウンセリングの時間をしっかり取ってくれる、質問に丁寧に答えてくれる、施術後のアフターケアについてアドバイスしてくれる、次回のリタッチ時期を提案してくれるなど、お客様に寄り添う姿勢も重要なポイントです。
まとめ
縮毛矯正のリタッチ頻度は、髪の長さによって大きく異なります。
- ロングヘアは4〜6ヶ月
- ミディアムヘアは3〜5ヶ月
- ボブヘアは2〜4ヶ月
- ショートヘアは2〜3ヶ月
- メンズは1.5〜3ヶ月
あくまで目安ですが、個人の髪質や生活スタイルによって調整が必要です。
リタッチの頻度を決める際は、髪へのダメージ、新生毛の長さ、季節や湿度、そして自分のライフスタイルを総合的に考慮することが大切です。
最低でも1.5〜2ヶ月は間隔を空け、新生毛が3〜5cm程度伸びてからリタッチすることで、髪への負担を軽減できます。
また、できるだけ同じ美容室、同じ美容師さんで継続して施術を受けることを強くおすすめします。
施術履歴を把握してもらえることで、その時々の髪の状態に合わせた最適な施術を受けられ、ダメージを最小限に抑えられます。
美容師さんとの信頼関係を築くことで、長期的により良い結果を得られるでしょう。
そして何より重要なのが、技術力のある美容師さんを選ぶことです。
料金だけで判断せず、口コミや実績を確認し、信頼できる美容師さんを見つけましょう。
