「縮毛矯正をかけたけど、髪の毛が伸びたらどうなるの?」「縮毛矯正はこれから伸びてくる髪の毛にも効果があるの?」と疑問に思っている人も多いでしょう。縮毛矯正は安い値段でできるわけではないので、どれだけ効果がもつのか気になりますよね。
そこで今回は、縮毛矯正をかけた髪の毛について説明していきます。縮毛矯正をかけようか迷っている人も、ぜひ参考にしてみてください。
縮毛矯正をかけた髪の毛が伸びたらどうなるのか
縮毛矯正をかけることで、うねうねっとしている髪の毛をさらっとしたストレートヘアーに近づけることができます。ぼさぼさの髪の毛だとセットも大変ですし、天候にも左右されるので本当に厄介ですよね…。
理想のセットにしても、すぐにくせ毛が出てくると悩んでいる人も多いのではないでしょうか?縮毛矯正をかければヘアスタイルも楽しめますし、天候に髪型が左右されることも少なくなります。
では、縮毛矯正をかけた髪の毛が伸びてきたら一体どうなるのでしょうか?
伸びてくる髪の毛はくせ毛
最初にお伝えしておきますが、縮毛矯正をかけた後に伸びてくる髪の毛は「くせ毛」です。くせ毛はその人の髪質ですし、縮毛矯正は人間の髪の毛自体に効果を発揮しているわけではありません。
残念ながら伸びてくる髪の毛は「くせ毛」となってしまうのです。髪の毛が伸びる速さは一人一人違うのですが、くせ毛が気になり始めたらまた美容院に行って縮毛矯正をかけると良いでしょう。
髪の毛が伸びた部分だけ縮毛矯正がかけられる
髪の毛をサラサラにできる縮毛矯正ですが、カラーと同じで髪の毛や頭皮には負担がかかっています。短期間で縮毛矯正を同じ場所にかけ続けていれば、枝毛や切れ毛が多くなったり、髪の毛がパサついたりすることもあります。
せっかくサラサラヘアを手に入れたのに、髪の毛自体が痛んでいたらもったいないですよね。
実は縮毛矯正は、髪の毛が伸びた部分だけかけることが可能なのです。根本の部分だけ縮毛矯正ができるので、伸びる前に縮毛矯正をかけた部分に再び負担をかけることはありません。安心して、伸びてきた部分にも縮毛矯正をかけられるでしょう。
縮毛矯正が持つ期間
縮毛矯正はどんなに固くてゴワゴワしたくせ毛でも、まっすぐなストレートヘアにできるのが特徴です。しかも、一度縮毛矯正をかけた部分は半永久的に効果を持続させられるので、ストレートヘアを楽しめるのです。
ただ、上記でもお伝えしたように伸びてきた根本は再びくせ毛となるので、ある程度期間をおいてからもう一度伸びた髪の毛に縮毛矯正をかける必要があります。
縮毛矯正をかける頻度
縮毛矯正はサラサラのストレート髪を実現してくれますが、髪の毛や頭皮に負担がかからないわけではありません。縮毛矯正はカラーよりも髪の毛のダメージが大きいと言われているので、注意しなければいけないのです。縮毛矯正は強力な薬剤を使用していますし、その上熱を加えて髪の毛を伸ばしていくので、どうしても強いダメージを与えてしまうのです…。
縮毛矯正をかけた後の髪の毛はサラサラでつやつやとしていますが、実はその内部には大きな負担がかかっていることも…。では、どれだけの期間を開けたら縮毛矯正のかけなおしが必要なのか見ていきましょう。
平均3~4ヶ月
縮毛矯正をかける頻度としては、平均3〜4ヶ月と言われています。3ヶ月以上経つと根元の伸びてきたくせ毛が目立ちやすくなるので、タイミングを見て縮毛矯正をかけ直すと良いでしょう。
ただし、根元だけかけ直すことが大切です。縮毛矯正は半永久的に効果が持続するので、同じ部位に再び当てる必要はありません。同じ部位に再び縮毛矯正をかけるともっと髪の毛へのダメージが加わり、パサつく可能性があります。
また、縮毛矯正だけではなくカラーの施術も重ねて行っている人はより注意が必要です。縮毛矯正だけでも髪の毛に強いダメージが加わっているのに、そこにカラーが追加されるとなれば、とても大きな負担がかかってしまいます。
憧れのストレートヘアを手に入れたのに、髪の毛や頭皮への負担が大きすぎることで、以前よりもパサついてしまうことも考えられます。
美容師さんと相談しながら、施術内容を考えていくといいでしょう。
【長さ別】縮毛矯正をかける頻度の目安
続いて長さ別に縮毛矯正をかける頻度の目安を見ていきましょう。
前髪
前髪は髪の毛の中でも1番細い部分なので、くせやうねりが出やすいです。前髪が短いとよりくせやうねりが強く現れることもあるので、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
前髪の縮毛矯正をかける頻度の目安としては、3ヶ月程度です。1ヶ月で1cm伸びると考えると、3ヶ月毎が妥当でしょうか。
1ヶ月や2ヶ月だと、伸びた髪の毛が1〜2cmと本当に短いので、施術しづらい場合があるのです。短すぎると以前に縮毛矯正をかけた部分に薬剤がついたり、根元にも薬剤がついてしまったりする場合もあります。
できるだけ髪の毛の負担を減らすためにも、3ヶ月程度が目安だと言えるでしょう。
ショート・ボブ
ショートの縮毛矯正をかける期間の目安としては、前髪と同じく3ヶ月程度です。ショートも髪の毛が短いからこそくせやうねりが出やすくなります。
また、伸びてきたときに重みもないので、縮毛矯正をかけた部分との差が出て広がりを感じやすくなる可能性もあります。
短めのボブの場合も同じですね。広がりやくせが目立つようになってきたら、かけ直すと良いでしょう。
ミディアム
ミディアムの縮毛矯正をかける期間の目安は、3〜4ヶ月程度です。美容師さんのカットでも変わってきますが、ミディアムの場合はショートよりも重みが出やすくなるので、期間は少し長くなります。
4ヶ月ほど経つとくせ毛の部分が少し目立ってくる場合もあるので、気になり始めたらまたかけ直してみると良いでしょう。
ロング
ロングの縮毛矯正をかける期間の目安は、4〜5ヶ月程度です。ロングは毛先にも重みが出るので、ある程度の間隔をおいても大丈夫です。間隔をあけている間にカラーを 楽しんでみるのも良いでしょう。
カラーと縮毛矯正を同時に楽しみたいと思っている人も少なくないはず。ただ、同じ日に2つの施術を行うと髪の毛や頭皮に大きな負担をかけてしまいます。ロングならある程度の期間を空けられるので、髪の毛のダメージを少なくしながら縮毛矯正もカラーも楽しめます
縮毛矯正した後のアフターケアが重要
何度もお伝えしますが、縮毛矯正は髪の毛に大きな負担をかけてしまいます。縮毛矯正をすることでサラサラのストレート髪になりますが、それは見た目だけ…。内部はダメージを受けているので、本当のストレート髪とは言えないかもしれません。
だからこそ、縮毛矯正をした後はアフターケアが重要なポイントとなってくるのです。アフターケアをしっかりすれば髪の毛の内部もお手入れできるので、艶のあるサラサラ髪を手に入れられるでしょう。
ここからは、縮毛矯正した後のアフターケアをご紹介します。難しい方法ではなく、ちょっとしたポイントを意識するだけでもお手入れできるので、ぜひ今日から実践してみてくださいね。
縮毛矯正当日に気をつけるべきこと
カラーと同じで、縮毛矯正をかけた日にシャンプーをすると取れやすくなると聞いたことがある人も少なくないでしょう。実は、これが間違いだったのです。カラーとは違い、縮毛矯正は一度かければ効果が半永久的に持続するため、当日にシャンプーしても取れることはありません。
ただ、縮毛矯正をかけた後は髪の毛が不安定でデリケートな状態になっているので、できるだけ負担を少なくしなければいけません。
特に、髪の毛を洗う際はゴシゴシとこすっている人も多いでしょう。ゴシゴシこすると摩擦の影響で髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまいます。
縮毛矯正当日は優しく髪の毛を洗うことを意識してください。洗い残しもNGです。洗い残しがないようにしっかりすすぎ、やさしくシャンプーしてあげてください。
また、縮毛矯正した髪の毛が安定するには3日程度時間がかかる場合があります。その間はくせがつきやすい状態なので、ヘアゴムで髪の毛を縛ったり、ピンでとめたりなどくせがつきやすい行為は避けてください。
髪の毛を正しい方法で乾かす
髪の毛のダメージを避けるためも、髪の毛は正しい方法で乾かしましょう。特に縮毛矯正をかけた後数日はくせがつきやすい状態になっているので、より意識しなければいけません。
髪の毛を乾かす際は、ストレートが乱れないように動かすことが大切です。
正しいドライヤーの使い方
- タオルドライでしっかり水分を取り除く
- 洗い流さないトリートメントもしくはヘアオイルをつける
- 髪から15センチ程度ドライヤーを離して、強風で根元から乾かしていく
- ある程度乾いたら、ドライヤーで髪の毛全体を乾かしていく
- 最後は冷風を使って髪の毛のキューティクルを締める
そんなに難しいポイントは必要ありません。いつものドライヤーも、順番や温風と冷風を使い分けるだけで仕上がりが全然違ってきます。
NGなのは、自然乾燥することです。濡れた髪の毛はとてもデリケートな状態になっています。ただでさえ縮毛矯正をかけて不安定な状態になっているのに、濡れたまま放置すれば、髪の毛は本当に無防備な状態となっているのです。疲れた日でも、ドライヤーだけは欠かさずかけるようにしましょう。
刺激の弱いシャンプーを使う
シャンプーにもいろいろな種類がありますよね。ドラッグストアなどでも弱酸性のシャンプーが販売されています。縮毛矯正をかけるときは強い薬剤を使っていくので、髪の毛や頭皮はお疲れ状態となっています。
そこにさらに強い刺激のあるシャンプーを使うと、髪の毛や頭皮が耐えられなくなる可能性があるのです。少しでも髪の毛や頭皮に優しくするためにも、弱酸性のシャンプーを使って髪の毛を洗うようにしましょう。
ちなみに、弱酸性のシャンプーは洗った気がしないと思っている方も少なくありませんね。弱酸性といっても洗浄力が弱まるわけではありません。しっかり髪の毛や頭皮の汚れを取り除いてくれるので安心してくださいね。
トリートメントでお手入れ
最後はトリートメントでお手入れしてあげましょう。縮毛矯正をかけた後の髪の毛にはトリートメントが必須だといえます。トリートメントは髪の毛の内部をお手入れしてくれるものです。不安定な状態になっている髪の毛の内部に、しっかり美容成分を届けてあげましょう。
おすすめなのはトリートメントパックです。
- トリートメントを毛先に向かって手ぐしでとかしながらつける
- 蒸しタオルをすべての髪の毛を巻き込んで巻く
- そのまま5〜10分放置
- 洗い流す
たったこれだけです。蒸しタオルで密封することでより美容成分が髪の毛の内部に浸透しやすくなるので、高い効果が期待できますよ。毎日行う必要はありませんが、縮毛矯正をかけた後もせめて週に2〜3回は髪の毛のためのお手入れとして取り入れてみてください。
まとめ
今回は縮毛矯正をかけた後の伸びてきた髪の毛についてお伝えしました。基本的に、伸びてきた髪の毛はくせ毛です。ただ、縮毛矯正は半永久的に効果が持続するので、伸びてきた部分にだけかけ直しをすれば大丈夫です。
髪の毛の長さによってもかけなおしする期間の目安は違いますが、およそ3〜4ヶ月と考えておくと良いでしょう。また、縮毛矯正をかけた後のお手入れはとても重要です。デリケートな状態になっているので、しっかりお手入れしてあげてくださいね。