カラーやパーマの施術後には「シャンプーをしないほうがいい」と聞きますよね。「それなら縮毛矯正をかけたあとにもシャンプーをしないほうがいいの?」と疑問に思うのではないでしょうか。
結論から言うと、縮毛矯正をかけたあとにシャンプーをしても大丈夫です!
ただし、いくつか注意点があります。
今回は、縮毛矯正後にシャンプーをするときの注意点やシャンプー選びのポイントを紹介します。これから縮毛矯正をかける方は、ぜひ参考にしてください!
縮毛矯正をかけたあとはシャンプーしてもいいの?
冒頭で「縮毛矯正をかけたあとにシャンプーをしても大丈夫」だと述べました。しかし、髪の毛をストレートの状態でしっかり固定するためには「24時間」程度はシャンプーを避けるのが理想的です。
けれど、丸1日洗髪できないのは辛いと思うので、無理に我慢する必要はありません。髪の毛のベタつきやニオイが気になるときには、縮毛矯正後でもシャンプーをしてください。
ただし、いくつか注意しておきたいことがあります。シャンプーをするときの注意点については次項で確認していきましょう。
縮毛矯正後にシャンプーをするときの注意点
縮毛矯正後にシャンプーをするときには、以下のことに気をつけてください。
- 縮毛矯正後24時間は髪の毛を労わる
- 洗髪するときには揉み洗いを
- 洗髪後に髪の毛をしっかりと乾かす
- トリートメントで保湿をする
それぞれ詳しく説明します。
縮毛矯正後24時間は髪の毛が疲れている状態
まず、縮毛矯正後には髪の毛が「とても疲れている状態」であることを覚えておいてください。
普段の健康な髪の毛は「弱酸性」です。しかし、縮毛矯正後の髪の毛は薬剤の影響によって「アルカリ性」になっています。髪の毛の性質が変わってしまっていることからも、髪の毛がダメージを受けていることを想像できるでしょう。
髪の毛がもとのハリのある状態に戻るまでは、最低でも「24時間」程度かかるといわれています。そのため、縮毛矯正施術後の24時間は、髪の毛の扱いに注意が必要なのです。
アイロンやコテはもちろん、髪をといたり結んだりなどの髪の毛に刺激を与えることは避けましょう。
髪の毛は揉み込むようにして洗う
縮毛矯正後の24時間は、髪の毛に刺激を与えないことを注意点として挙げました。意外に思うかもしれませんが、洗髪も髪の毛に刺激を与えてしまうことがあります。
髪の毛をこすり洗いしていたりガシガシと洗ったりしていると、髪の毛同士が摩擦によってダメージを受けてしまうのです。
そのため縮毛矯正後にシャンプーをするのなら、髪の毛は揉み洗いで優しく洗ってあげましょう。「汚れや油分が落ちるか心配」と思うかもしれませんが、揉み洗いでもしっかり洗浄できるので安心してください。
シャンプーの選び方は後ほど紹介します。
トリートメントでしっかりと保湿をする
髪の毛を洗髪したら、トリートメントを使ってしっかりと保湿しましょう。
トリートメントをつけるときには、塗布後しばらく放置する方が多いですが、放置時間はあまり重要ではありません。放置時間よりも、髪の毛の中間〜毛先にかけてトリートメントをしっかりと髪の毛に揉み込むことが大切です。
髪の毛の1本1本にトリートメントを浸透させるイメージで、細かく揉み込んでください。トリートメントのつけ方によっても仕上がりに大きな差がでるので、正しいつけ方を知っておきましょう。
髪の毛はしっかりと乾かす
洗髪後、髪の毛をタオルドライしたまま放置するのはNGです!濡れたまま放置せず、洗髪後にはすぐにドライヤーを使って乾かしてください。髪の毛は濡れているときにはとても傷みやすく、縮毛矯正後24時間はとくに髪の毛が不安定な状態。
そんな状態で横になると、枕との摩擦で髪の毛が痛むだけではなく、寝ぐせがついて髪の質感まで悪くなってしまいます。
少し面倒に思うかもしれませんが、髪の毛のことを考えて完全に乾くまでしっかりと乾かしてください。
正しいドライヤーの使い方は、こちらの記事に詳しくまとめています。
縮毛矯正後のシャンプー選びのポイント
縮毛矯正後にシャンプーをするのなら、以下のようなものを選びましょう。
- アミノ酸で低刺激のもの
- 補修成分が含まれているもの
それぞれ詳しく説明します。
刺激性の低いものを選ぶ
何度もお伝えしてきたように、縮毛矯正後の24時間は髪の毛が不安定な状態です。そのため、シャンプーは髪の毛と頭皮に優しい低刺激のものを選びましょう。
低刺激のシャンプーのなかでも、とくにおすすめなのが「アミノ酸シャンプー」です。洗浄力はあまり強くありませんが、髪の毛への負担も少ないので、縮毛矯正後に適しています。
アミノ酸シャンプーを選ぶときには、植物由来の洗浄成分が含まれているものを選んでください。アミノ酸のシャンプーと表記されているものでも、洗浄力が強いものを選ぶと髪の毛にダメージを与えてしまうからです。
成分表を見ながらシャンプーを選んでみてくださいね。
髪の補修成分が含有されているものを選ぶ
縮毛矯正後によって傷んだ髪の毛を労わるために、補修成分の含まれているシャンプーを選ぶことも大切です。
補修成分の含まれているシャンプーは、髪へのダメージを防ぎ、きれいな髪の毛を維持する働きをします。シャンプーを選ぶときには以下のような補修成分が含まれているものを選んでみてください。
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- リピジュア
- 植物エキス
- 植物オイル
シャンプーを選ぶときには、必ず成分表を見るクセをつけておきましょう。
まとめ
縮毛矯正後24時間は、髪の毛がとても疲れている状態です。そのため、できれば刺激を与えたくないという理由で「シャンプーは24時間程度は避けたほうがいい」と言われています。
どうしてもシャンプーをしたいときには、以下のことに注意しながら洗髪をしてください。
- 洗髪するときには揉み洗いを
- 洗髪後に髪の毛をしっかりと乾かす
- トリートメントで保湿をする
また、シャンプーの種類もアミノ酸のものや補修成分が含まれていて、髪の毛への負担がないものを選ぶことが大切です。シャンプーを選ぶときには、必ず成分表を確認しながら選んでください。
髪の毛へのダメージを防ぎ、縮毛矯正を長持ちさせましょう!