前髪が伸びてきたとき、美容院に前髪だけをカットしに行くのは少し面倒ですよね。注意点と手順さえ気をつけておけば、自宅でも前髪カットをすることができます。
けれど、くせ毛の方はカットの前に準備も必要です。そこで今回は、くせ毛の方のために、前髪カットの準備と手順、注意点をお伝えします!
くせ毛の人におすすめの前髪カットの準備
前髪カットをするとき、いきなりカットをしていませんか?くせ毛の方が前髪カットをするときには、2つほど準備しておきたいことがあります。ここでは、前髪カットの準備について説明します。
くせをまっすぐにしてからカットする
ストレートヘアの方は前髪が濡れたままカットしますが、くせ毛の方は要注意!髪が濡れているまま切ってしまうと、乾いた状態になったときに仕上がりが変わってしまいます。前髪カットをする前に、まずはドライヤーを使って前髪を根元からしっかりと乾かしておきましょう。
前髪を濡らすときには、うねっている部分だけではなく、前髪の根元までしっかりと濡らしてください。自宅に霧吹きやスプレーがあるのなら、スプレーを使って前髪全体を濡らすとスムーズです。
引っ張ったり風の向きを調整したりして、髪がうねらないように気をつけながら乾かしましょう。
生えぐせを確認しておく
前髪が乾いたら、「生えぐせ」を確認してみましょう。くせがある方向と逆方向に乾かしてしまうと、扱いが難しくなってしまいます。扱いやすい前髪にするためにも、くせの方向に合わせてカットすることがポイントです。
くせ毛の人におすすめの前髪カット方法
前髪カットの下準備ができたら、いよいよカットしていきます!ここでは仕上がりのイメージ別にカット方法を紹介していきますが、共通して気をつけておいてほしいことが3つあります。まずは、注意点から目を通してみてください。
前髪カットをするときに注意する3つのポイント
前髪カットをするときには、以下の3つのポイントに気をつけてください。
- カットするときには前がみを指で挟む
- 一気に切らない
- ハサミは縦に入れる
カットをするときには、人差し指と中指で前髪を挟んでください。前髪の高さがズレたり、切り口が曲がったりするのを防ぐことができます。
また、くせ毛の方が前髪を切る時には、くせの様子を見ながら「少しずつ」カットしていくことも大切です。一気に切ってしまうと、前髪がそろうどころか、ズレてしまうことがあります。少しずつ切っていけば、適度な長さに調整しやすくなります。
少し難しいかもしれませんが、カットするときにはハサミを縦に入れてください。縦方向にカットしていけば、切りすぎも防ぐことができます。少し慣れない動きなので初めは戸惑うかもしれませんが、ハサミをゆっくりと動かして少しずつカットしていきましょう。
ぱっつん前髪の切り方
くせ毛のふわふわ感を活かした、ぱっつん前髪の切り方を紹介します。
- 前髪を濡らして乾かしておく
- 人差し指と中指で前髪を「まっすぐに」なるように持つ
- ハサミを縦に入れて、毛先をギザギザになるように少しずつカットする
- 横向きにハサミを入れて、ギザギザになった前髪を真っ直ぐに整える
きれいなぱっつん前髪を作るポイントは、自分のイメージする長さになるまでは3、4の工程を何度か繰り返すことです。一度に切ってしまうと、切りすぎてしまいます。焦らずに少しずつ長さを調整してみましょう!
流し前髪の切り方
流し前髪のポイントは、ボリュームを活かすことです。
- サイド部分の前髪を避けておく
- 前髪を流したい方向(生えぐせの方向)と反対向きにドライヤーで髪を乾かしておく
- 前髪を流す方向に髪を長く残すように少しずつカットしていく
- サイドの前髪を戻し、前髪の長さを微調整する
流し前髪はくせを活かせるので、うねるタイプのくせ毛さんにおすすめの前髪!初めは長さのサジ加減が難しいかもしれませんが、何度か挑戦するうちにイメージが掴めてきます。
アシメバングの切り方
抜け感のあるアシメバングは最近のトレンドですね!アシメバングのカット方法を見てみましょう。
- 両目の黒目までの前髪だけを残し、サイドの髪の毛はとめておく
- 前髪を流す方向(生えぐせの方向)と逆にある前髪をざっくりと切る
- 好みの長さになるまで左右のバランスを見ながらカットしていく
アシメバングのポイントは、流す方向の前髪はあまりカットしないことです。前髪が斜めになることを意識して、左右のバランスを見ながらカットしていきましょう。
日頃からできる!前髪にくせを出させないポイント
前髪部分にくせを出さないためには、毎日のケアも大切です。ここでは日頃からできる、前髪にくせを出させないポイントを2つお伝えしていきます!
シャンプーでしっかりと頭皮まで洗う
くせ毛になってしまう原因には、「毛穴のゆがみ」も挙げられます。毛穴に汚れがつまると、毛穴がゆがんでくせが出てしまうのです。
毛穴に汚れがつまらないようにするためには、毛穴までケアできるシャンプーを選びましょう。おすすめなのは、頭皮を健康な状態に保つために開発された「スカルプシャンプー」や「薬用シャンプー」です。
髪の毛はしっかりと乾かしてから保湿する
髪の毛は一度乾くと、乾いたときの形状を維持しようとします。そのため、前髪が濡れてくせが出ているまま髪が乾いてしまうと、次の日の朝にうねりが直りにくくなってしまうのです。
くせを防ぐためにも、洗髪したあとには髪の毛をしっかりと乾かしておきましょう。髪の毛を乾かすときにも、前髪からドライヤーをするように意識してください。
毛先や他の部分を乾かしている間に、前髪が乾いてしまうからです。もしも前髪にくせが出てしまったときには、前髪の根元を濡らしてから、もう一度乾かしてみてください。
まとめ
くせ毛の方が前髪カットをするときには、前髪を完全に乾かして、くせが出ていない状態でカットすることが大切です!また、カット前には、生えぐせチェックも忘れずにしておきましょう。
前髪を流すときにも、生えぐせに合わせて流したほうがくせが目立ちにくくなります。くせ自体は直すことが難しいので、日頃のケアも大切です。髪の毛を前髪からしっかりと乾かし、頭皮ケアにも気をつけて、くせを出しにくくしましょう!