「縮毛矯正したけどこれって失敗したのかも」
「縮毛矯正で失敗しない方法を知りたい」
縮毛で悩む方によって、縮毛矯正することで悩みを解消できる可能性が高いです。
ただし、必ずしも縮毛矯正が成功するとは限らず、施術ミスなどで失敗することもあるのです。
では、どのような原因で縮毛矯正が失敗してしまうのでしょうか。
今回は、縮毛矯正の施術を受けて失敗してしまった場合の原因や、縮毛矯正が失敗しない方法を紹介します!
もし失敗してしまった場合の対処法も併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
縮毛矯正で失敗する可能性はある?
縮毛矯正とは、縮れた髪や癖がついた髪を直毛状態で固定する技術のことです。
大半の毛をストレートにすることができ、半永久的に直毛の状態をキープできる点が魅力的です。
パーマの技術は20世紀の早い段階で登場していたものの、癖が付いた毛をストレートにする技術が本格的に登場したのは1990年代でした。
主にパーマ剤とストレートヘアアイロンを併用した方法が開発されて、その効果の高さから高い注目を集めました。
その後、一般的な美容院でも施術を受けられるようになり、今ではスタンダードな技術として定着しています。
縮毛矯正は、美容院で受けられる施術の中でも、髪へのダメージが最も大きなものです。
また、難易度が高いこともあり失敗してしまう可能性があるのです。
縮毛矯正で失敗する3つの原因
縮毛矯正は髪へのダメージが大きく、技術的にも難しいため失敗する場合もあります。
縮毛矯正により失敗してしまう理由としては、具体的には以下3つの原因が考えられます。
- 美容師の薬剤設定が不適切
- 美容師のアイロンの当て方が不適切
- 髪にダメージがある状態で縮毛矯正した
各原因について、詳しく解説します。
美容師の薬剤設定が不適切
縮毛矯正を受けたのに効果が実感できない、逆にかかりすぎてしまう場合は美容師の薬液設定が不適切であった場合が考えられます。
縮毛矯正は2つの液を使用して、1液で髪を柔らかくしてブローやアイロンで伸ばしつつ、2液で固定していきます。
もし1液が強すぎてしまうと、髪が伸びすぎてしまう可能性があり、そのまま2液で固定すると逆に収縮してしまうことがあるのです。
また、放置時間が長すぎると薬液の効き方が変化して意図しない仕上がりになってしまい失敗する場合がありあります。
美容師のアイロンの当て方が不適切
1液をかけた後に、アイロンを当てて伸ばしていきます。
この際に、アイロンの温度や当てる時間などを誤ると、失敗してしまうケースが多いです。
また、髪が濡れた状態でアイロンをかけてしまうと、一気に髪の水分が蒸発してしまうことで失敗する場合もあります。
ほかにも、縮毛矯正の1液を適切に洗い流されていない状態でアイロンをかけてしまうなどの理由でも失敗してしまいます。
仕上がり状態で、髪の根元にアイロンをかけた跡が残っていたり、根元折れが見られる場合、アイロンのはさみ方が原因となっている可能性が高いです。
髪にダメージがある状態で縮毛矯正した
縮毛矯正を受ける前には、以下のような行動を慎む必要があります。
- 施術当日にアイロンを当てる
- 髪を巻く
- カラーリングする
施術前に髪にダメージが及ぶような行為をおこなうと、ただでさえダメージが及ぶ縮毛矯正を受けると髪への負担は大きくなってしまいます。
また、薬液の効き具合が変化する可能性があるため、縮毛矯正前に髪にダメージを及ぼす行動は慎みましょう。
縮毛矯正が失敗した場合の対処法
もし縮毛矯正が失敗してしまった場合、リカバリーすることは可能です。
ここでは、髪の状態別に失敗した場合の対処法を紹介します。
チリチリ状態のケース
縮毛矯正だけでなく、パーマでも良く見られるのがチリチリ状態になってしまうケースです。
毛先のみがチリチリ状態となってしまう場合もあれば、髪全体がチリチリになってしまうケースもあります。
チリチリとなった髪は、基本的に元通りになることはありません。
よって、毛先のみがチリチリ状態になっているのであれば、その部分をカットすることで対処可能です。
また、髪全体がチリチリになっている場合は還元不足により失敗している場合は再度縮毛矯正を受ければカバーできる可能性が高いです。
還元とは、髪の内部でS-S結合と呼ばれる部分を切る作用のことで、もしS-S結合のカットが不足しているとチリチリ状態となってしまいます。
そこで、還元不足を解消してあげればチリチリ状態を直せる可能性があります。
ペタっとしているケース
髪がペタッとしている場合、縮毛矯正において髪をストレートにしすぎることが原因となります。
ペタッとしている場合、なるべくボリュームがあるようにスタイリングすることでカバーできる場合があります。
特に、ヘアアイロンを使用して毛先に丸みを付ける形でスタイリングする方法が良いでしょう。
ワックスを使用して、内側から外側へ揉みこむようにスタリングすると、適度にボリュームを持たせることができます。
広がっているケース
縮毛矯正の施術を受けて髪が広がってしまう場合は、施術時のダメージだけでなく元々の髪の傷みがある状態で施術を受けることが原因となります。
特に、施術を受ける前から髪の広がりが気になっている場合、それが縮毛矯正で悪化するケースも多いです。
髪が広がってしまう場合、美容室に相談してトリートメントしてもらうのがおすすめです。
トリートメントしてもらえば、縮毛矯正により傷んだ髪をケアできます。
ただし、これは一時的な対応に過ぎないため、普段からケアを怠らないことが重要です。
毎日のシャンプーやトリートメントによるケアだけでなく、濡れた髪をしっかりと乾かす必要があります。
うねっているケース
髪がうねってしまう場合、チリチリ担った場合と同じく還元不足により発生している場合が考えられます。
よって、縮毛矯正の施術を受けた美容室に依頼して縮毛矯正をかけ直してもらうと良いでしょう。
ただし、髪に再びダメージが加わってしまうため、再び縮毛矯正してもらう前に美容師と相談した上で施術を受けてください。
また、多少うねっている程度であればヘアアイロンでスタイリングする方法でカバーできます。
根元が折れているケース
髪が根元から折れてしまった状態の場合、再度縮毛を受け直す方法がおすすめです。
ただし、根元が折れている場合は髪へのダメージが深刻な場合もあるので、美容師とよく相談した上で対応しましょう。
また、根元折れが発生した箇所を馴染ませながらスタイリングすることでカバーできます。
縮毛矯正で失敗しないために重視したいポイント
縮毛矯正で失敗しないためには、以下のポイントを重視する必要があります。
- 縮毛矯正の施術数が多い美容院を利用する
- 縮毛矯正の施術経験が豊富な美容師に依頼する
- 相場より値段の低い縮毛矯正は利用しない
- 毎回のように美容院を変更しない
- ダメージが少ない弱酸性縮毛矯正を受ける
各ポイントについて、詳しく見てきましょう。
縮毛矯正の施術数が多い美容院を利用する
縮毛矯正は非常に高い技術力が必要となり、どの美容院でも同じ効果を偉られるとは限りません。
そこで、縮毛矯正の施術数が多い美容院を見つけて利用するのがおすすめです。
経験が多い美容院の場合、縮毛矯正に対するノウハウが多く失敗するリスクを低減できます。
また、万が一失敗した場合も適切にフォローしてもらえる場合が多いので、ホームページなどで施術実績を確認して美容院を選んでください。
縮毛矯正の施術経験が豊富な美容師に依頼する
美容院単位で施術経験が多いだけでなく、美容師単位でも縮毛経験が多い方に依頼するのがおすすめです。
施術経験が豊富な場合、施術を受ける方の髪の状態に合わせて適切な方法を採用してもらえます。
これにより、縮毛矯正の施術を受けて失敗するリスクを低減可能です。
相場より値段の低い縮毛矯正は利用しない
縮毛矯正を依頼する場合、値段だけに注目して選んでしまう場合があります。
安い美容院という観点で選ぶと、本来得られるサービスがカットされているケースが多いです。
よって、明らかに相場よりも安すぎる美容院は避けて美容院を選びましょう。
毎回のように美容院を変更しない
多くの美容院では、顧客の髪質などのデータを収集して、毎回の施術時に活かしています。
例えば、顧客情報があるからこそ「いつも通りのカットで」などのオーダーができるのです。
毎回のように美容院を変えて縮毛矯正すると、初回の施術時には前情報が無い状態で施術を受けなければならず、失敗する可能性があります。
毎回同じ美容院を利用すれば、前回どのような施術をおこなったかの情報を元に縮毛矯正してもらえるので、失敗する可能性を低減できるでしょう。
ダメージが少ない弱酸性縮毛矯正を受ける
縮毛矯正では、髪にダメージがどうしても及んでしまいます。
そこで、なるべくダメージが少ない縮毛方法として、弱酸性縮毛矯正があります。
弱酸性縮毛矯正とは、弱酸性の薬剤を使用して矯正する新しい技術となります。
従来はアルカリ剤を用いていたのに対し、髪への負担を軽減する弱酸性の薬液を使用しているのが特徴です。
さらに、アイロンによる熱処理を改善してダメージの低減を実現しているのです。
あくまでもダメージが低減されているだけであり、弱酸性縮毛矯正でも髪へのダメージは懸念されますが、失敗するリスクを低減するためには有効的な手段と言えます。
日々のヘアケアを怠らない
縮毛矯正を受ける前には、髪にダメージが及んでいないことが理想です。
よって、日々のシャンプーやトリートメントなどでのケアは怠らないようにしましょう。
また、縮毛矯正を長持ちさせる意味でも、シャンプーは弱酸性のものを使用するなどケアを適切におこなってください。
自分の理想とするヘアスタイルをしっかりと伝える
縮毛矯正を受ける前に、必ず美容師に対して自分の理想となるヘアスタイルを伝えましょう。
自分の理想と美容師の理想が一致しないと、自分が思い描く縮毛矯正がおこなえないためです。
どの程度まっすぐにしたいのか、癖がどの程度気になるのかなどを伝えることで、自分の思い描く縮毛矯正を実現できます。
縮毛矯正の失敗に関連するよくある質問
縮毛矯正で失敗しないようにするためには、他にも知っておくべきことがあります。
ここでは、縮毛矯正の失敗に関するよくある質問を紹介します。
縮毛矯正で失敗したらどうする?
縮毛矯正で失敗した場合、施術した美容院に連絡すれば再施術を受けられる場合が多いです。
また、失敗した箇所をカットしたり返金に応じてもらえるなどの対応が取られます。
縮毛矯正後すぐにカラーリングすると失敗する?
縮毛矯正と併せて、カラーリングしたい場合もあるでしょう。
カラーリングは、縮毛矯正と同じく髪にダメージを及ぼす施術となります。
もし、縮毛矯正後すぐにカラーリングすると、短期間でより多くのダメージを受けてしまうことになります。
カラーリングする場合は、最低でも1週間、可能であれば2週間空けてからおこなうようにしましょう。
まとめ
縮毛矯正は、理想のストレートヘアを手に入れるためにおこなうことになりますが、必ずしも成功するとは限りません。
縮毛矯正自体が難しい施術となるため、利用する美容院などによって出来映えが異なります。
絶対に失敗しないように、信頼できる美容院と美容師に依頼するのがおすすめです!
今回紹介した情報を参考に、縮毛矯正に最適な美容院を探しましょう。