ドライヤーは正しく使わなければ、ダメージを蓄積させ、ダメージヘアの元になってしまうことを知っていますか。
普段ちょっとしたクセが少しずつダメージを蓄積さえ、取り返しの使いないようなダメージヘアを生んでしまうのです。
今回はそんな悲惨な状況になってしまわないためにも、ダメージヘアを改善したり、予防したりできるドライヤーの正しい使い方を紹介します。
髪の健康は毎日のケアが重要になってきますので、スキンケアなどと同じくらい大切です。
ドライヤーはダメージヘアの原因?
ドライヤーの使い方を誤ってしまうと、ダメージヘアの原因になります。
どのような点がダメージの原因になっているかを確認してみると、まず気になるのが高温です。
高い温度で長時間風を当てていると、髪はダメージを負ってしまいます。
また、乾かす際に、髪をゴシゴシすると、その刺激が髪のダメージになってしまうこともあるので注意が必要です。
ただし、ドライヤーが髪にダメージを与えるといっても、使い方さえ間違わなければ大丈夫です。
髪を傷めないドライヤーの使い方
まずは髪を傷めないドライヤーの使い方からおさらいしてみましょう。
使い方が間違っている場合もありますし、タオルが盲点になっていることもあります。
健康な髪を維持するための基本事項とも言えるでしょう。
髪を乾かす便利なドライヤーも、使い方を間違えると凶器になってしまいます。
①最初にタオルで水分を取る
髪を痛める原因は、高温の風を長時間にわたって当ててしまうことです。
これを防ぐためにはタオルドライを最大限に活用する必要があるでしょう。
髪を擦ったりしないように注意しながら、風を当てる前に、タオルを利用して水分を拭き取るのです。
ゴシゴシと擦らなくても、吸水性の高いタオルなら、当てただけでも、かなりの水分量を減らすことができます。
水分量が減れば、乾くまでの時間も短くなりますので、結果的に温風を当てる時間が短くなるのです。
こういった髪を乾かす前に一工夫をすることによって、髪へのダメージはかなり抑えることができます。
ドライヤーは、かなりのエネルギーを使う製品なので、光熱費の節約にもつながり、いっそうお得です。
②タオルで髪をゴシゴシ拭かない
髪の毛を乾かす際に、タオルでゴシゴシする人もいるはずです。
しかし、これは髪にとってはダメージにつながるポイントです。
タオルでゴシゴシすることによって摩擦が発生します。
この摩擦によって、髪の毛がダメージを負ってしまうのです。
ダメージとはキューティクルの破損のことを指していて、濡れている髪というのは、とてもデリケートなのです。
髪は濡れた状態では、キューティクルが開いた状態になっています。
その状態で強い摩擦を与えてしまうと、いつも以上に髪がダメージを負ってしまいやすいのです。
結果、ダメージヘアになってしまい、枝毛や切れ毛が発生することもあります。
このように、ドライヤーの熱そのものよりも、タオルによる摩擦が原因になることもありますので、注意しましょう。
③根元から乾かす
温風を長時間当てないということも大事なのですが、しっかりと乾かすことも大事です。
根本から乾かすことが重要で、髪が濡れた状態はキューティクルが開いている状態です。
キューティクルが開いていると、髪から水分がどんどん蒸発してしまいます。
そのため、根本からしっかりと乾かすことによって、必要以上の水分の蒸発を防ぐことができるのです。
また、髪が濡れた状態を長時間放置しておくと、頭皮に雑菌が繁殖してしまいます。
根本から乾かすというのは、この雑菌を繁殖させないための措置でもあります。
④ドライヤーは振りながら当てる
美容師さんのドライヤーを思い浮かべてみると、小刻みに振りながら風を当てていることに気付きます。
これはパフォーマンスではなく、髪の毛のタンパク質の熱変性を避けるために行っているのです。
振らずに同じ箇所にずっと当てていると、一部が高温になってしまい、その部分から熱変性が始まってしまいます。
しかし、振りながら当てることによって、熱を分散することができますので、熱変性を避けながら乾かすことができるというわけです。
このようにドライヤーを振るという美容師さんがやっている行為は、とても理に適った行為だったのです。
ドライヤー選びのコツ
いくらドライヤーを当てる技術が高くても、商品自体が質の低いものでは、ダメージヘアを防ぐことは難しくなってしまいます。
ここでは、ドライヤー選ぶコツを紹介していきます。
風量の多い商品を選ぶことやイオン搭載の商品を選ぶことによって、髪をいたわりながら、乾燥させることができるのです。
毎分1.3立方メートル以上の風量
風量にも目安があります。
それが毎分1.3立方メートル以上の風量です。
風量が多ければ、熱で乾かすのではなく、風で乾かすことができるので、髪に与えるダメージを最小限に抑えることができます。
風量の多いドライヤーで、しっかりと振りながら乾かせば、かなり髪へのダメージを軽減できると言えるでしょう。
イオン搭載
イオン搭載の商品を利用するのもおすすめです。
イオンドライヤーには、髪の保水率を高める効果があり、マイナスイオンを髪に浸透させることによって、水分を保持することができるのです。
特に、髪の毛がパサつきやすい人やクセ毛の人には、効果が高いと言われていますので、これらに悩まされているならイオン搭載のものを導入してみるといいでしょう。
特に濡れている髪は、キューティクルが開くことによって、水分が逃げてしまいやすいので、水分を保持できるイオン搭載は嬉しいポイントです。
まとめ
ダメージヘアを改善するためのドライヤーの使い方を紹介してきました。
髪にダメージが蓄積されてしまう理由は、日頃からのドライヤーの使い方が大きいです。
一回一回は大したことがなくても、毎日同じ行為をしてしまうことによって、少しずつダメージが蓄積されていきます。
その結果、気付いた時にはダメージヘアになってしまっているのです。
こういった状況を防ぐためにも、今回紹介した正しい使い方を把握して、魅力的な髪を長く保てるように努力してみるといいでしょう。