縮毛矯正の失敗でビビリ毛ができる2つの要因

 

縮毛矯正は高い技術レベルが必要

よく美容室のメニューを見ているとほとんどのお店で縮毛矯正があるので、お客様としての立場から見るとそんなに難しい技術ではなく感じてしまうかもしれません。
しかしさまざまあるメニューの中でも一番技術が必要なのが縮毛矯正で、どの美容師でも簡単にできるわけではありません。

髪の毛はその方によってクセの出方にも違いますし、太さや長さも違います。
数をこなしていてこういった時はこのようにするというような経験が豊富だといいのですが、まだ浅い方だとノウハウも少なく本来付けなければならなかった薬剤よりも強めのものを付けてしまうこともあります。
素人から見ると誰がやっても一見同じように見えるのですが、担当した方がどんな判断をするかでも変わってきてしまうのです。

もし誤った判断をされ失敗されてしまうと、最悪ビビリ毛になってしまいます。
髪の毛を真っ直ぐにそしてツヤもあり美しくなりたいと思って来たにも関わらず、チリチリな髪の毛に仕上がってしまいます。

ビビリ毛を生み出す危ない縮毛矯正の特徴

施術の仕方では、簡単にビビリ毛になるわけではありません。
やり方によって差があり、チリチリとした髪の毛になってしまうのも原因があります。

それもお客様が悪いのではなく、担当した方の技術不足という場合もあるのです。
ここではいくつかあるビビリ毛を出してしまう原因について、紹介してきたいと思います。

薬剤が濃すぎる

縮毛矯正を行う際に使う薬剤は、すべて同じ濃度ではありません。
強めのものからダメージヘアの方でも使いやすい弱めなものまであり、その方の髪質から選んでいく必要があります。
本来すでに傷んでいてこれ以上何かしてしまったら取り返しのつかない傷みになってしまうという場合でも、ここまでなら大丈夫かもしれないという加減で、強めの薬剤を付ける方もいます。

ほかにも同じ方の髪の毛でもある一部分だけクセが強く、ほかはそうでもなく傷んでいる箇所もあるのに、すべて同じ強さの薬剤を使用してしまうとクセが強いところはきれいに伸びても、ほかがビビリ毛になってしまう場合もあるのです。

薬剤の濃度が強すぎると髪の毛は耐えきれず、傷んでしまいその度合いもMAXに達すとビビリ毛が発生します。
そうならないためにも本来は、低めの濃度から付けて様子を見てそれでも軟化しなかった箇所だけ強めのものを塗らなければなりません。

美容室の中でも安価な価格でお客様を呼び込んでいるようなところでは、お客様の髪の毛の傷み具合に関係なく、短時間で真っ直ぐにするために濃度の濃い薬剤を始めから使い、失敗してしまうようなところも存在します。

アイロンの時間が長すぎる

1つの目の薬剤で髪の毛の本来持っている力をなくし軟化させたら、一旦その薬剤をシャンプー台で落とします。
その後ドライヤーでよく髪の毛を乾かし、今度はアイロンでしっかりとクセを伸ばして熱固定もさせます。

この時にアイロンの時間が短くてもしっかりと縮毛矯正がかからないのでダメなのですが、アイロンの時間が長すぎてもダメです。
さらに早く終わらせようと、わざと高温のアイロンを当てる人もいます。
高温になればなるほど、髪の毛には負担がかかり傷んでしまいます。
しかもその高温をずっと髪の毛にくっつけているので、傷みも大きくなりビビリ毛が発生してしまう原因になるのです。

縮毛矯正はお客の髪質に合わせた施術のできるスキルが必要

縮毛矯正では薬剤やアイロンを使うので髪へのダメージがまったくないというのはあり得ませんが、美容師のスキルが高く1人のお客様にかけられる時間も長ければ、薬剤やアイロンの温度調整なども上手に行って、ダメージを抑えることもできます。
技術やスキルがある担当者の方にお願いができれば、十分にビビリ毛を作らずに美しい縮毛矯正が可能です。

ビビリ毛の対処法とは

もし美容室に行ってビビリ毛ができてしまった時、どのように対処したらいいのでしょうか。
こちらではいくつかの対処法をお伝えしていきますので、万が一の時には参考にしてみてください。

ビビリ毛の箇所をカットする

ビビリ毛になってしまう程に傷んでしまうと、もう元の美しい髪に戻るのは難しくなってしまいます。
何か入れ込むよりも、一番はカットしてなくしてしまうのがおすすめです。
爪と同じようにケラチンと呼ばれる硬いタンパク質を多く含んだすでに死んだ細胞ができているというのも理由の一つです。

髪触りをごまかすためにシャンプーやトリートメントを使っても、根本的に元に戻ることはありません。
ほかにも対処法としていくつかありますが、それでもこの方法を上回るものはありません。
毛先あたりがチリチリになってしまった時には、その部分をきれいにカットしてもらいましょう。

髪に合わせたシャンプー&トリートメント

切るのはどうしても嫌という方は、なんとかシャンプー&トリートメントで滑らかでバサバサした印象を抑えるのは可能です。
髪の毛はタンパク質でできているのですが、この成分がほとんどなくなってしまいまうのでバサバサになります。
髪の毛の内部にまでタンパク質を上手に入れ込んであげることができれば、質感や見た目も変わってきます。

美容室で行っているトリートメントのほかに、自宅でのケアも重要となってくるのです。
市販で売られている安価なシャンプー&トリートメントは、洗浄成分も強く髪の毛にとって大切な成分を流してしまいます。
できれば美容室専売品のダメージをリペアしてくれる専用のシャンプー&トリートメントを購入してケアしましょう。
毎日髪質に合ったものでケアしてあげると、ビビリ毛も気にならない質感に変わります。

まとめ

美容室の中でも技術が高く価格もそれなりのお店では、このビビリ毛になりにくいです。
お金を掛けている分じっくりと時間をかけて行ってくれるためです。

安価なお店ほど無理に濃度の高い薬剤を使いアイロンも高温で、ビビリ毛が発生しやすいでしょう。
ビビリ毛に万が一なってしまったら、カットかもしくは美容室専売品のリペア系のシャンプー&トリートメントで補修を行いましょう。

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