- 縮毛矯正でくせ毛を直したい
- 縮毛矯正はどれくらい時間がかかるのか知りたい
- 縮毛矯正は短時間で施術は終るのか
以上のように髪の毛で悩んでいる方は多いと思います。
癖の強い髪の毛の悩みは非常に厄介。
そんなくせ毛の対処法といえば「縮毛矯正」なのですが
縮毛矯正とはどのようなメニューなのか、どのように髪質が変わるのか気になっている人もいるはず。
そこで本記事では、縮毛矯正の詳細を紹介していきます。また、縮毛矯正の施術の流れ、時短施術が可能かどうか、そしてどんなメリット・デメリットがあるのかも解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
縮毛矯正の施術時間とは?
縮毛矯正の施術時間は3時間前後です。
もちろん、施術サロンや髪の毛の長さ、状態、施術方法によって差はあります。また、髪のクセが非常に強い場合や、長い髪の場合はそれ以上の時間が必要になるでしょう。
施術の過程では、まず髪のクセを和らげる薬剤を塗布し、その後、熱を加えて髪を整えます。このプロセスには時間がかかるため、施術時間が長くなることがあります。
髪を傷めないようにするために丁寧な作業が必要なので時間をかけて施術を行います。
そのため、縮毛矯正をする際は、時間にゆとりを持って予約することが重要です。
施術後は、髪の状態や質に応じて仕上がりが異なるため、プロのアドバイスに従って適切なアフターケアを行うのがいいでしょう。
縮毛矯正の施術時間が長い理由
縮毛矯正の施術時間が長い理由は、以下3つです。
- 施術行程が多い
- ブロー&アイロンに時間がかかる
- 1剤の放置時間が長い
詳しい内容をそれぞれ解説していきます。
施術行程が多い
縮毛矯正の処理時間が長い要因の1つは手順が複雑であることです。
この処理は、髪の構造を変え、自然な波やクセを取り除くための化学的な過程なので、処理には数段階が必要なのです。
最初の段階では、髪の表面の汚れや余分な油分を取り除くために、髪をクレンジングします。次に、化学薬品を使用して髪の内部に浸透させ、髪を柔らかくする薬剤を適用します。この薬剤は一定時間放置され、髪の内部の結合を緩め、柔軟性を高めます。この段階は、髪の状態やクセの程度に応じて時間を要することがあります。
その後、髪を洗浄し、薬剤を十分に洗い流します。そして、特殊なヒートツールやアイロンを使用して髪をストレートに整えるために、再び髪を処理します。このプロセスも時間を要し、髪の長さやクセの程度によって異なります。髪が完全に乾燥するまで待つ必要もあります。
さらに、処理後の仕上げやアフターケアも時間がかかります。髪を丁寧に整え、必要に応じて特別なトリートメントを施し、適切なホームケアのアドバイスを提供します。これらのステップは、髪の健康を維持しながら、処理結果を長持ちさせるために重要です。
要するに、縮毛矯正の処理時間が長い理由の一つは、複雑な段階が必要であることです。髪の構造を変えるためには、丁寧で手順を踏んだ処理が不可欠であり、それに伴い処理時間が長くなることがあります。
ブロー&アイロンに時間がかかる
施術後の「ブローとアイロン」には時間がかかります。
施術後は、髪を完全に乾かし、その後アイロンで熱を加える必要があります。
この段階には時間が必要です。また、髪の量や長さによって所要時間が異なります。
1剤の放置時間が長い
1剤の放置時間が長いことも要因です。
1剤は髪の内部構造を変化させるために用いられ、効果を最大限に引き出すには時間が必要です。
また、くせ毛が強い方ほど薬剤の放置時間を長くする必要があるので、結果的に施術時間も長くなってしまうのです。
縮毛矯正の施術の流れ
縮毛矯正の施術は以下の通りです。
- シャンプー
- 1剤塗布&流し
- ドライ&ブロー
- アイロンワーク
- 2剤塗布&流し
- ドライ&仕上げ
詳しい内容を、以下にてそれぞれ解説していきます。
シャンプー
縮毛矯正をする際は、まず薬剤の浸透を良くするためにしっかりシャンプーをします。サロンによって扱うシャンプーは異なります。
サロンの中には、高密度の成分が含まれているシャンプーやトリートメントを使い、髪の毛のダメージを抑えているところもあります。どのようなシャンプーやトリートメントを使用しているかは、自分が利用するサロンにてお問い合わせしてみてください。
髪の毛の表面の汚れ、無駄な油分を除去し清潔な状態にします。髪表面をきれいな状態にすることで、後々の処理を効率的にしやすくなります。
そして、髪の毛をタオルで軽く拭き取り、施術の準備を行います。美容師は、髪の状態をチェックし、施術のやり方を決定。髪の長さやクセの程度に応じて、適切な薬剤や処理方法を決めます。
1剤塗布&流し
シャンプーが終わり、髪の毛を乾かしたら、次は「1剤塗布と流し」です。髪の毛に縮毛矯正剤を塗布。この処方には、髪の毛を柔軟にし、内部の結合を緩める成分が含まれています。
美容師は、髪をセクションに分け、丁寧に薬剤を塗り、均等に行き渡るようにします。その後、薬剤が髪の毛に浸透するのを待ちます。一般的に20分から30分ほど放置。また、くせ毛が強い人ほど1剤の放置時間が長くなる傾向です。人によっては30分近く放置することもあります。
薬剤が効果を発揮する時間が過ぎたら、髪の毛を再度シャンプーして薬剤を取り除きます。これにより、余分な薬剤が洗い流され、髪が健康な状態を保つことが可能です。シャンプーが完了すれば、次のステップに進みます。
ドライ&ブロー
そして、「ドライとブロー」です。毛量が多く、くせ毛が強いほど時間がかかります。
一般的に、20分くらいかかる場合が多いです。
髪の毛を完全に乾かし、仕上げのスタイルを与えるためにブローします。このプロセスでは、専門的な技術が必要であり、髪の長さや厚みによって施術時間が異なります。施術が完了すると、滑らかでストレートな髪の毛になるはずです。
アイロンワーク
1剤でくせを除去した後、アイロンワークを行います。こちらも同じく毛量が多く、くせ毛が強いほど時間がかかります。20分くらいかかる場合もあります。
髪の毛の形状を変え、矯正の効果を確実にするために熱を使用。髪の毛を細かく分け、専用のストレートニングアイロンで熱を与えます。アイロンは適切な温度に設定され、髪の毛を損傷せずに効果的に矯正。
髪の長さや状態に合わせて、アイロンの温度や圧力を調整可能です。髪を均一に扱い、まっすぐに仕上げるために、丁寧な作業が求められます。そして、アイロンで処理が完了すると、髪は滑らかでストレートな状態になります。
2剤塗布&流し
アイロンワークが終わったら、「2剤塗布と流し」を行います。ストレートな状態を維持するためにも、薬剤を2剤を塗っていきます。
サロンによっては、トリートメントを施すところもあります。髪の毛の栄養が不足していると、チリチリになってしまい、効果が発揮できなければ無意味です。髪質を改善するためにも、必要であればトリートメントの施術を希望してもいいでしょう。
時間をかけて髪を作り、待ち時間は5〜10分程度です。この間に、髪の毛の状態を観察して2剤が適切に作用した後に洗い流します。
2剤は水で髪を十分に流し、矯正剤を完全に除去します。このステップが完了すると、最後は髪の毛を乾かし、仕上げに入ります。
ドライ&仕上げ
最後は、髪の毛をドライヤーでかけます。
きれいなストレートヘアができれば、完成になります。
縮毛矯正に時間がかかることによるデメリット
縮毛矯正はやはり時間がかかることによって、デメリットがあります。
- 値段が高くなる
- 長時間美容院に滞在する必要がある
時間的にも経済的にも、デメリットがあるため、縮毛矯正する際は時間とお金にゆとりを持って来店することがおすすめです。
値段が高くなる
縮毛矯正は時間のかかることが原因で、施術の費用が高額になる場合があります。
専門的な技術や特別な薬剤を使用するため、他のヘアサービスよりも高価になります。施術時間が長引くことで、使用される製品やスタッフの人件費が反映されているのです。
長時間美容院に滞在する必要がある
施術にかかる時間が長いため、お客様が美容院で過ごす時間も増えます。
一般的に、施術には2〜3時間以上かかるため、美容院での滞在時間が長くなることがあります。忙しいスケジュールを持つ人々にとって不便でしょう。他の予定との調整が難しくなり、時間管理に影響を及ぼすこともあります。
さらに、施術時間が長いことによるデメリットとして、髪への負担が増すこともあげられます。長時間にわたって化学薬品や熱を髪に加えることで、髪がダメージを受ける可能性があります。頻繁に施術を受け、長い時間の施術を行ったりすれば、髪の毛に悪影響を及ぼすリスクもあるのです。
適切なアフターケアや定期的なトリートメントが不可欠だと言えます。
縮毛矯正の時短施術のお願いは可能か?
「縮毛矯正の時短施術のお願いは可能か?」と、このように疑問に思っている人も中にはいるかもしれません。結論から言いますと、サロンによっては対応可能です。
また、縮毛矯正の時短施術のリクエストは、一般的に美容院や施術者に向けられ、その実現可能性はいくつかの要因に左右されます。
時短施術は、美容師のスキルやテクニックに大きく影響されます。熟練した者であれば、高度な技術を持ち、効率的に施術を行うことができる可能性があります。また、施術の質や結果に影響を及ぼさずに、時短を実現するには、経験とスキルも必要です。
そして、使用される製品や施術方法によっても時短化が実現できるかが決まります。一部の製品や商品は、以前の方法よりも迅速に効果を発揮し、施術時間を短縮することが可能です。施術前にカウンセリングを行い、自分に合った時短施術を検討しましょう。
ただし、縮毛矯正の時短施術にはいくつかの注意点があります。施術時間の短縮は、髪に負担をかける可能性があります。そのため、慎重に施術をするか決めることが重要です。
急いで施術を行うことで髪がダメージを受けるリスクが高まるため、これを考慮した上で時短施術を受けるかを決めることをおすすめします。
縮毛矯正の時短施術は可能です。施術者のスキルや経験、使用される製品や施術方法、施術を受ける人の髪の状態などにも左右されることは注意してください。
また、技術重視で営業している美容院の場合は、そもそも時短施術を断られる場合があることを覚えておきましょう。
時間がかからない縮毛矯正はある?
時間がかからない縮毛矯正は存在します。アイロンを入れない「ストレートパーマ」は、若干施術時間が短いと言えます。
縮毛矯正の際にアイロンを使用しない「ストレートパーマ」は、通常の縮毛矯正よりもわずかに施術時間が短くなることがあります。一般の縮毛矯正では、髪をストレートにするためにアイロンを使って熱を加える工程が必要です。しかし、ストレートパーマではこの工程が省略されるので施術全体の時間を短縮することができます。
また、ストレートパーマは、髪の毛を完全にストレートにするのではなく、より自然な仕上がりを目指します。そのため、髪の毛の構造を大幅に変える必要がなく、アイロンを使用せずに施術を行うことが可能です。そのため、通常の縮毛矯正よりも施術時間が短縮されると言えます。
また近年、技術進化によって、時間短縮の縮毛矯正が実現可能となっています。これにより、従来の方法よりも施術時間が短縮され、効果が持続する期間が延びる傾向がみられます。
新しい化学薬品や製品の使用は、その一例です。これらは従来の矯正剤よりも速効性が高く、髪に負担をかけることなく効果的に施術可能です。施術中の待ち時間も短縮されることも。
施術方法の改善も、時間短縮に貢献し、例えば、分け目の取り方の改善や一度に処理できる髪の量の増加などが試みられています。
また、一部の美容院では、特殊なプロセスや機器を使い時間短縮をしています。例えば、高速ヒーターや特殊なブロー機器を用いることで、髪の毛の乾燥を早くし、施術全体の時間を短縮することに寄与していると言えます。
ストレートパーマのメリット
ストレートパーマには数多くのメリットがあります。
まず、自然なストレートヘアを手に入れることができる点です。この施術は、髪を完全に直線的にするのではなく、より柔らかく自然な仕上がりにします。その結果、髪の動きや柔軟性が維持し、自然で健康的な印象を与えます。しかも永久的に効果を発揮する傾向です。
さらに、ストレートパーマは髪の取り扱いをスムーズにします。もちろん、癖が強い髪質の方にも効果があります。パーマを施すことで、髪がまとまりやすく、広がりやすい髪も管理しやすくなるでしょう。そのため、朝のヘアスタイリングがスムーズになり、髪のセットにかかる時間も短縮されます。
また、髪のボリュームを調整することが可能です。通常のパーマと同じく、ストレートパーマも髪にボリュームを与えることができますが、その逆も可能です。梅雨や雨の日でも問題ありません。これにより、髪のボリュームを抑える、軽減したりすることができます。
そして、髪の健康を維持します。以前の縮毛矯正に比べて柔軟性があります。髪の毛に負担をかけにくいことで、髪の毛のダメージが最小限に抑えることが可能です。
このように、ストレートパーマは自然な仕上がりや取り扱いをスムーズにして、髪の健康を保護する効果など、多くの人々に恩恵をもたらすと言えます。
ストレートパーマのデメリット
ストレートパーマにはいくつかのデメリットもあります。
まず、施術後の髪の毛へのダメージが懸念されます。髪の毛の形を変えるために化学薬品を使用するとダメージが生じる可能性があります。特に、施術を繰り返したり、適切なケアを怠った場合には、髪が乾燥して傷んでしまうこともあります。
ストレートパーマは一度施術すると元に戻すのが難しいという点もデメリットです。髪の構造を変える施術を行うため、パーマをかけた後、元の状態に戻すのは難しいです。
また、ストレートパーマの施術費用が高額です。専門的な技術や特殊な化学薬品を扱うため、通常のヘアサービスよりも費用がかかってしまいます。そのため、予算に余裕を持って施術を行うのがおすすめです。
そして、ストレートパーマの施術後のケアは必要不可欠です。十分なアフターケアが行われない場合、髪の毛にダメージを受け、効果が長続きしない可能性があります。その意味でも、施術後のケアや定期的なトリートメントを行うようにしましょう。
まとめ
今回は縮毛矯正にかかる時間に関して詳しく解説しました。
縮毛矯正の施術時間は長めですが、その分ストレート効果は絶大なので、くせ毛が気になる方はぜひかけてほしいメニューと言えます。
しかし、美容院での滞在時間が長くなってしまうので、時間が取れる日を選んで美容院に行く必要があることは覚えておきましょう。
縮毛矯正に興味がある、これからかける予定の方はぜひ本記事を参考にしてほしいです。