かける前に要チェック!縮毛矯正のメリットとデメリットについて

「縮毛矯正をしたら本当に髪の毛がストレートになる?」

「縮毛矯正をしようか迷っている」

このように悩んでいる方も少なくないでしょう。

縮毛矯正は特殊な薬剤を使って、くせ毛をストレートにする施術のことです。スタイリングが決まらない方や強いうねりや癖などで悩んでいる方におすすめ。

しかし、縮毛矯正はメリットだけではなく、注意すべきポイントもあります。本記事では縮毛矯正のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

縮毛矯正とは

縮毛矯正は、くせ毛やウェーブヘアをまっすぐでなめらかな髪質に整える美容施術の一つです。専用の矯正剤が髪の毛のタンパク質を変性させ、その後に熱を加えることで形状を変えていきます。

熱を加えることで髪の内部構造が変化し、くせやウェーブが伸びてより直線的で滑らかな髪になります。

ただし、縮毛矯正は髪にダメージを与える可能性があるため、適切なアフターケアや間隔を保つことが重要です。縮毛矯正は、自然なまっすぐな髪を求める人や、スタイリングの手間を軽減したい人に向いています。

縮毛矯正のメリット

まずは縮毛矯正をすることで、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

  • 頑固な癖毛でもストレートにできる
  • スタイリングにかける時間を短縮できる
  • 梅雨時期でも髪の毛がまとまりやすい
  • 毎日アイロンを使うよりもダメージを抑えられる
  • 半永久的な効果が期待できる

頑固な癖毛でもストレートにできる

縮毛矯正をかけることで頑固なくせ毛でもストレートにできるのが大きなメリットです。特殊な薬剤を使って矯正していくため、高い効果が期待できます。

アイロンを使ってもストレートにならなかったり、セットをしてもすぐに髪の毛が広がったりなどで悩んでいる方におすすめの施術です。また、髪の毛がパサついたり、縮れていたりしてもサラサラのストレートにできるため、憧れの身の毛を手に入れられるでしょう。

スタイリングにかける時間を短縮できる

縮毛矯正はスタイリングにかかる時間が短くなるのもメリットの1つです。髪の毛が広がったり、うねったりしていると、アイロンでセットしたり、髪の毛を濡らしてドライヤーで固定したりなど、多くの時間や手間がかかります。

しかし、縮毛矯正をすればドライヤーで乾かすだけでも髪の毛がまとまりやすくなるため、手間と時間を大きくカットできるのです。忙しい朝の時間帯でも髪の毛に費やす時間をカットできるため、有意義に過ごせるようになるでしょう。

また、クセが強い髪の毛よりも扱いやすい髪質になっているため、今までできなかったヘアスタイルにも挑戦できるのもメリットの1つ。

梅雨時期でも髪の毛がまとまりやすい

梅雨時期は湿気が多いので、いつもよりひどい髪の毛の癖やうねりに悩んでいる方も多いでしょう。特に湿気が多いと前髪や顔周りの髪の毛は、セットしてもすぐに元に戻ってしまう可能性が高いです。

縮毛矯正をかければ、梅雨時期でも髪の毛がまとまりやすくなります。雨が降ったり、湿気でじめじめしていたりしてもお気に入りの髪型が崩れなくて済むので、気分も上がっていくでしょう。

毎日アイロンを使うよりもダメージを抑えられる

縮毛矯正は髪の毛に大きなダメージを与えると思っている方も多いでしょう。しかし実は、毎日アイロンで髪の毛を整えるよりも、縮毛矯正の方がダメージを抑えられるのを知っていましたか?

縮毛矯正では特殊な薬剤を使って強制的に髪の毛をストレートにしていけますが、施術は1回のみです。1回縮毛矯正をかけると半永久的な効果が期待できるため、続けて施術を受ける必要がありません。

髪の毛をまとめたいと毎日アイロンでセットしている方もいるでしょう。アイロンも熱のダメージで髪の毛を伸ばしているため、実は負担が大きいのです。

毎日ダメージが蓄積されていけば、縮毛矯正をかけるよりも髪の毛に負担がかかっていくでしょう。

半永久的な効果が期待できる

上記でもお伝えしましたが、縮毛矯正は半永久的な効果が期待できるのが大きなメリットです。一度かければその状態をキープできるため、何度も施術を受ける手間や時間、費用をカットできます。

ただし、髪の毛が伸びている部分は縮毛矯正をかけていないので癖やうねりが見られることがあります。その場合は伸びている部分のみを縮毛矯正すれば問題ありません。何度も同じ場所に薬剤を塗布することはないので、髪の毛へのダメージも軽減できるでしょう。

縮毛矯正のデメリット

縮毛矯正は強い癖やうねりで悩んでいる方にとって、サラサラのストレート髪を叶えてくれる魅力的な施術です。しかし、縮毛矯正には良いことだけがあるわけではありません。

施術を受ける際は注意すべきポイントもあるので、以下で見ていきましょう。

  • 施術者によって仕上がりに差が出る
  • ブリーチ毛には向いていない
  • 綺麗な状態を維持するために時間と費用がかかる
  • 繰り返し行うと髪の毛への負担が大きい
  • 熱変性で髪の毛が硬くなることも
  • ヘアカラーが失敗しやすくなる

施術者によって仕上がりに差が出る

縮毛矯正は繊細な技術が必要なものです。担当する施術者によっては仕上がりに差が出る場合があります。

「ボリュームが大幅にダウンしてしまった」

「髪の毛がまっすぐすぎて、まるで針金のように違和感のある仕上がりになってしまった」

このように縮毛矯正をかけたことで後悔してしまった方も少なくありません。縮毛矯正を成功させるためには、施術者選びが重要なポイントです。

公式ホームページで美容師の実績を確認したり、SNSなどで情報を集めたりするのも良いでしょう。縮毛矯正ではパワーの強い薬剤を扱うからこそ、取り扱いには充分注意しなければいけないのです。

信頼できる施術者に依頼して、理想の仕上がりにしてもらいましょう。

ブリーチ毛には向いていない

縮毛矯正はブリーチした髪の毛には向いていません。ブリーチした髪の毛にはダメージが大きく加わっているため、縮毛矯正をしても髪の毛がストレートにならない可能性が高いのです。

美容院によっては、ブリーチしていると縮毛矯正を断られることもあります。

綺麗な状態を維持するために時間と費用がかかる

縮毛矯正後の綺麗な状態を維持するためには、時間と費用がかかる場合があります。縮毛矯正は特殊な薬剤を使うだけではなく、工程が多いため、普通のメニューよりも高めの値段設定がしてあります。

とは言え、安さだけで美容室を選ぶと失敗してしまうかもしれません。縮毛矯正で憧れのストレート髪を叶えるのであれば、ある程度の予算が必要です。

繰り返し行うと髪の毛への負担が大きい

上記では髪の毛のダメージが少ないことをもメリットの1つに挙げました。しかし、やはり特殊でパワーの強い薬剤を使うからこそ、髪の毛にかかる負担は避けられません。

技術的にも難しく、縮毛矯正の実績が少なかったり、苦手意識を持っていたりする美容師が担当すると、余計のダメージが髪の毛に加わってしまうかもしれません。基本的に何度も同じ箇所に縮毛矯正をかけることは少ないのですが、美容師の技術力によっては繰り返しの施術が必要になることもあります。

繰り返し施術を行うと髪の毛のダメージが蓄積して、以前よりも癖が強くなったり、パサついたりする可能性があるので注意が必要です。

熱変性で髪の毛が硬くなることも

縮毛矯正をすると熱変性が起きて髪の毛が硬くなることもあります。熱変性で髪の毛が硬くなると、縮毛矯正の持続力が下がったり、カラーの発色が悪くなったりなどのデメリットが起きやすくなります。

人によって縮毛矯正の向き不向きがあるため、美容師と相談しながら決めていきましょう。

ヘアカラーが失敗しやすくなる

縮毛矯正をかけるとヘアカラーが失敗しやすくなるのがデメリットの1つです。縮毛矯正で髪の毛にダメージが加わっていると、カラー剤がうまく定着しなくてきれいな発色をしてくれない可能性があります。また、毛先だけ色が入ったり、全体的にムラが出たりする可能性もあるでしょう。

今後ヘアカラーも楽しみたい場合は、美容師と相談して縮毛矯正を受けるかどうか決めることが大切です。

縮毛矯正でストレートにした髪の毛を長持ちさせるポイント

縮毛矯正でストレートにした髪の毛を長持ちさせるためにも、以下のポイントを意識してみてください。

シャンプーは24時間後に行う

縮毛矯正をかけた日は、できるだけシャンプーを控えてください。薬剤で髪の毛が柔らかくなっているので、シャンプーをすると薬剤が落ちてしまう可能性があります。

また、デリケートな状態にもなっており、摩擦や刺激にも弱くなっているため、縮毛矯正当日は丁寧に扱うのが重要なポイントです。縮毛矯正で柔らかくなった髪の毛は、一日かけて徐々に元の状態に戻っていきます。

縮毛矯正の薬剤が安定するまでは、摩擦や刺激を与えないように丁寧にヘアケアをしてあげましょう。

ヘアケアを丁寧に行う

上記でもお伝えしましたが、縮毛矯正をかけた後は摩擦や刺激に弱い状態になっています。髪の毛のお手入れを怠ると、縮毛矯正の維持力が下がったり、髪の毛がパサついたりしてしまうかもしれません。

綺麗な状態を維持するためにも、ヘアケアを丁寧に行いましょう。トリートメントやヘアオイルでしっかり保湿したり、髪の毛を洗った後は必ずドライヤーで乾かしたりなど、ヘアケアを怠らないようにしてください。

縮毛矯正が向いている人

縮毛矯正が向いている人髪の毛のうねりや癖で悩んでいる人

  • スタイリングしてもすぐに元の状態に戻ってしまう人
  • ブリーチしていない人
  • あまり髪の毛が傷んでいない人

縮毛矯正は特殊な薬剤を使って髪の毛を伸ばしていくため、髪の毛のボリュームを抑えられます。髪の毛の広がりで悩んでいる方やサラサラストレートに憧れている方にピッタリです。

縮毛矯正が向いていない人

縮毛矯正が向いていない人

  • ブリーチやカラーを繰り返ししている人
  • 髪の毛のボリュームを落としたくない人
  • ヘアアレンジを楽しみたい人
  • 髪の毛に強いダメージが加わっている人

縮毛矯正では強い薬剤を使って髪の毛を伸ばしていくため、すでに髪の毛にダメージが加わっている方には向いていません。また、縮毛矯正をかけるとヘアスタイルがマンネリ化しがちなので、頻繁に髪型を変えたい方にも向いていないでしょう。

縮毛矯正はボリュームを抑える効果も期待できるため、人によっては薄毛や頭皮が目立つこともあるかもしれません。髪の毛のボリュームを落としたくない方は、美容師と相談しながら決めていくと良いでしょう。

まとめ

今回は縮毛矯正の特徴やメリット、デメリットについて詳しく解説しました。縮毛矯正は憧れのサラサラストレートを実現してくれるすばらしい施術です。

しかし、きれいなさらさらストレートを実現するためには、美容師選びが重要なポイントです。縮毛矯正の仕上がりは美容師の技術力で変わるため、事前のリサーチが欠かせません。

インターネット上で情報を集めるのも良いですが、実際に施術を受けた方の意見も参考にしてみると良いでしょう。信頼できる美容師を選んで、癖やうねりを抑えたきれいでまっすぐな髪の毛を手に入れてみませんか?

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